私の双極性障害について
私は自分の病気をどう思ったらいいか答えを出さずにいる。
私は双極性障害と診断を受けている。
双極性障害は主な症状として、気分の上下の波が激しい様相を示す病気だ。
ただ、私がなにより困っているのは、一般的な症状の気分の波というよりも、目と耳の感覚と認知の揺らぎによる混乱だ。現実にないものを見たり、聞いたりということはない。
私は美術系の学生で、絵や彫刻を大学で真剣に勉強するようになってから、まず目の知覚に問題が生じるようになった。
症状が酷かったときのことを具体的に言うと、2年前は目に見えるものが建築の3DCGのようにパッキパキに立体的に見え過ぎてしまって、見る世界が恐ろしく、グロテスクに見えた。
今年は、デジタルイラストをよく描くようになったからか、急に、ものの色の彩度明度がカラースライダーのどの辺りに当たるかすぐに判別がつくようになった。色の情報がちらついて、ちらついて、普通にしている時どこを見ていたらいいかちょっと考えて決めないといけないようになった。
次に、もっと平面の世界で見るものを捉えるように感覚が移ろってからは、線画が良くなったのだが、健康問題が悪化した。見て得た情報と身体感覚がずれて、現実のものの大きさを実感としてその通り感じなくなったのである。外を歩いていて、車や建物、木が、ミニチュアサイズの模型に見える、感じられたのだ。頭ではこの小さいと思う感覚で捉えてるのは間違いだとわかっているし、触ればその通り大きさ、形を捉えることができた。世界が模型に見えるくらい自分の体が大きくなったようにも、人形のように小さくなったようにもどちらにも感じられた。ちなみに、めまい、頭痛がこの時はあった。
ネットで調べたら、不思議の国のアリス症候群という症状に似てるのではないかと思った。
あと、これは双極性障害というより、統合失調症の方が当てはまるのではないのかと疑いの気持ちがある。幻覚、幻聴、他人への懐疑心はないけれど。
ここまで読んで下さった方がいましたら、ありがとうございました。
思ったことがあったら、コメントを下さると嬉しいです。
「病気っていうより、美術やめたら健康になるんじゃねえの」とかでもいいです。
私もそんな気がするし、美術は楽しみで生きがいだけど、こんな考えてしんどい思いしてまでやる意義あるのかよくわかりません。でもやりたい気持ちが強くて、やり続けています。やっぱりよくわかりません。